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ジャパンラグビー 桜が咲く時 (86) [ラグビー]

 ずっと三洋電機の経営の問題が頭に残っています。案の定と言いましょうか、専門家が指摘していた通り、三洋電機は電池部門へ経営の軸を移して、白物家電は縮小の方に向かっている様です。それで会社が今まで以上にしっかり動いてくれれば、ワイルドナイツも維持存続が可能なのでしょうが、私はまだまだ予断を許さない状況だと思っています。三洋電機さんには、とにかく頑張って経営を立て直して、ワイルドナイツをバックアップし続けて欲しいと願うばかりです。

 しかし、こうした問題は別に三洋電機ワイルドナイツだけに限った事ではなく、全ての企業スポーツチームの問題でもあると思います。ここでイメージのしやすさから、敢えて三洋電機の名前を敢えて出しましたが、他の経営が絶好調の親会社を持つチームでも、いざと言う時の準備をしていて損は無い筈です。

 で、その準備とはどの様な物が考えられるかが大切なのでしょうが、結局はJリーグにならって地域密着型の要素をふんだんに取り入れて、企業以外の力を取り入れて支えてもらう、そして自分自身の経営体力を身に付けるしかないでしょう。
 万一、ワイルドナイツが親会社によって廃部の憂き目に遭ったと仮定して、これらの努力をどれだけやったのかは、甚だ疑問です。その様な不慮の事態で選手達が可哀相とは言い切れない、努力の足りなさを指摘せざると得ません。だって、チーム名に地域の名前を入れていない所からも、ワイルドナイツはその地域に本気で根を下ろそうとは考えていないと見られても仕方ないと思います。

 結局、散々言って来た事と重複しますが、

①チーム名に地元の名前を入れて、本腰を入れて地域密着型の経営をする。
②チームを独立採算制にして、経営の意識を高めて、経済的な体力を身に付ける。

そして、万一の廃部では現在の出向扱いでは会社に残るのか、辞めてチームに残るのか選手が迷うので、

③完全プロ化をして、再就職支援をスポンサーに協力してもらう。

くらいの努力はするべきだと思います。こうした努力を実らせるには、何よりも協会や他チームの協力が重要ですし、住民や自治体にも助けてもらわないと駄目でしょう。出来そうな事をするのも大切でしょうが、理想の形を掲げて逆算して実行するはもっと大切なのではないでしょうか。

追伸:
『IRB WORLD RUGBY YEARBOOK 2008』がやっと届きました。


2007-12-09 21:03  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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